高校生パティシエの頂点を目指せ!第8回スイーツ甲子園 決勝大会をレポート!【レコールバンタンブログ☆】

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2015.10.28東京大阪

コンテスト

今年も、この季節がやってきました!
高校生たちの熱き戦い「スイーツ甲子園」

 

<スイーツ甲子園とは?>
貝印が主催する、高校生のパティシエ日本一を決めるコンテスト。

高校生3人1組でチームとなり、オリジナルスイーツを創作します。

ちなみに、第7回大会ではレコールバンタン高等部「すまいる」が優勝を果たしているんですよ!

 

全国から431チームが参加し、地方予選を勝ち抜いた6チームが、会場に集結しました

関東ブロック代表は、レコールバンタン高等部「東京らんことる」。
市村さん、齋藤 美久さん、齋藤 奈月さんは「目指せ2連覇!」と意気込みます

 

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近畿北陸ブロック代表は、レコールバンタン高等部大阪校の伊賀波さん、高濱さん、山本さんの「rainbow」です

 

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決勝ルールは、2時間半で「わたしのまちの“新名物”」スイーツを完成させること。


時間を経過すると減点になります。

調理台は、前日の抽選で決定しました。


な、なんと、偶然にも東西のレコールバンタン高等部が正面に……


調理中も、11名のパティシエにより

「味、美しさ、アイデア、独創性、チームワーク力、技術力」が審査されます。


いよいよ、調理スタート!

 

<15分経過>
「東京らんこんとるは、三人が別々のことをしていても連帯感がありますね」と、大会アドバイザー大森さん。

 

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齋藤 美久さんは飴細工を作っています。

 

審査員

「飴はひきが強いとツヤがでるんですが、やりすぎるとダメ。すごく壊れやすいので気が抜けないですね」

 

<30分経過>


他のチームへのインタビューが聞こえたり、テレビカメラに撮影されたり、
審査員が間近で採点したり……。さらに、観客の視線も……
いつもとまったく違う現場でも、落ち着いて作業を進める学生たち。

 

大阪校の学生たちも順調に作業を進めています

 

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インタビューにも、

司会「大阪校のことは気になりますか?」


美久さん
「いいえ。でも、本校なので負けられないですね」

 

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<45分経過>
審査員「飴で、何を作っているんですか?」
美久さん
「東京の桜、ソメイヨシノを作っています」
手作りの風よけは、冷房の風を受けないための工夫なんだとか。

 

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<90分経過>
一つひとつの作業の緊張感が高まっていきます。


市村さん
「私たちのように東京でパティシエを目指す女の子を、マジパンで作っています」

 

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照英さん
「芸術的ですね!!」

 

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テーブルが片付いてきて……


残り12分……!!
「できました!!!」と、トップで完成!

 

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市村さん
「時間内に、完成してよかったです」
美久さん
「飴で作った東京タワーのグラデーションにも注目して欲しいです」
奈月さん
「ムースを仕込むとき、練習通りにいかなかったので焦りましたが、無事にできてよかったです」

 

続いて、北海道三笠高等学校、おかやま三陽高等学校が完成!


レコールバンタン高等部 大阪校も終了1分前に完成させました!

 

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ほか2校は制限時間をわずかにオーバー。

 

<試食審査>
市村さん
「私たちのスイーツは、フランス語で故郷という意味の『patrie〜故郷の味〜』です。
土台には、浅草名物のおこしを使用しています。おこしの芳ばしさを引き立てるため、
玄米茶のクレームを合わせています。また、ジュレに赤桃を使うことで、白桃のコンポートとムースを引き締めています」

 

奈月さん
「ケーキの土台にはフランボワーズの赤いラインを引き、
東京タワー&雷門の赤を表現しています。
ケーキを囲むように、おこしを並べたのもポイントです」

 

審査員長西原シェフ
「非常に面白い組み合わせですね。まず、口の中に入れるとおこしがふわっとくる。
すぐに赤桃がきて、そして穏やかに白桃が広がり、芳ばしい玄米茶がきます。口溶けもよい」

 

柳シェフ
「おこしがもっとかたいかと思いましたが、ホロホロ崩れて上手くできていますね」

 

土屋シェフ
「非常においしい。アイデアも良いですね。玄米茶を使って失敗するケースが多いですが、
とても良くあがっている。こんなに上手な玄米ムースは初めてです。
ただ、全体が薄くソフトな感じなので、どこかにパンチをきかせると更に良いでしょう」
と高評価を得ました。

 

 

6校すべての試食を終えて、長時間にわたる審査が行われました。

 

そして……!?!?

 

3位にレコールバンタン高等部大阪校rainbowが入賞しました

おめでとうございますーーーーー

 

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大会を終えて……
2ヶ月間の猛練習をしてきた「東京らんこんとる」は、涙をおさえることができませんでした。

 

美久さん

「自主練習は、毎日やりました……」と悔しそう。

市村さん

「ジュレに赤桃を使ったり、飾り付けにおこしを足したり……色々、改善したんですが……」と言葉をつまらせます。

 

大阪校の、伊賀並さん、高濱さん、山本さんは、ブドウの飴細工を飾った「CRESIA」を発表。
山本さん
「ハプニングは修正できたけど……完璧にできていたら、どんな結果になっていたかを思うと……」
高濱さん

「自分たちが、どこまで通用するのか知れたのは大きかったです」
伊賀並さん
「いつも使っているラップじゃないだけで、作業工程にズレが出てしまったんです。本当に悔しいです」

 

パティスリー・ラ・ローズ・ジャポネ オーナー五十嵐シェフ
「自分の限界を決めないこと。この経験を糧に、さらに頑張って欲しいです。
これが終わりではありませんよ」
と励まして下さいました。

 

こうして、レコールバンタン高等部学生たちの熱い夏が終わりました。

 

優勝こそ逃してしまいましたが、この経験は今後のパティシエ人生に
必ずや活かされることでしょう

 

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