バリスタグランプリ2018開催!レコールバンタン在校生&卒業生の勇姿をレポート!

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2018.06.21東京

コンテスト

先日、日本バリスタ協会『バリスタグランプリ2018』が開催されました!

 

この大会は全国から選ばれし18名がエントリーしましたが、レコールバンタンからは在校生1名、卒業生8名が参加することに!

ということで今回は、競技会場となった『Tokyo Cafe Show 2018 -第6回カフェ・喫茶ショー-』からレポートします!

 

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第一回戦の競技は、「エスプレッソ&カプチーノ」。

内容は、6分以内に、エスプレッソ4杯とデザインカプチーノ4杯を審査員に提供するというもの。

また、カプチーノのデザインはハートを2杯、残り2杯の柄は、ハート、チューリップ、リーフの中から自由に選択できます。

 

カフェチャオプレッソ難波駅店の前田さん(卒業生)は、「自身のステップアップになれば」と参加したそう。

 

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いよいよ、競技スタートです!

まず、エスプレッソマシーンを使ってエスプレッソを抽出。残り3分40分時点で、カプチーノに取りかかりました!順調な滑り出しです。エスプレッソに、フォームドミルクを注いでリーフを作ります。そして、6分が終了!

 

「ソーサーを用意しておくのを忘れて少し焦りましたが、おいしいエスプレッソ&カプチーノになっていると思います」と前田さん。

すぐに、審査が始まります。味だけでなく、ボリューム、温度などを総合的に評価されます。

 

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競技中は、バリスタの草分け的存在である横山さんから、

「一般的にカプチーノカップは180ccですが、今回は150cc。いつもと使っているカップが違うと、ミルクがオーバーする可能性がありますね」

「ミルクがキレイに泡立っていないと、甘みや柔らかさが出ません」

といった解説が添えられるので、ゲストにも分かりやすい!

 

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また、競技者の淹れたカプチーノのうち2杯はお客さまにふるまわれます。

 

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カフェレクセル 丸の内ビルディング店の相島さん(卒業生)は去年も出場しました。

「ワクワクした気持ちが見ているお客さまに伝わるといいなと思います」と、笑顔をたやすことなく競技にのぞんでいました。

横山さんも「丸の内という場所柄か、動きがスピーディですね」と評価します。

 

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そんな中で、「レストランでもおいしいコーヒーが飲めることを伝えたい」と参加したPizzeria Trattoria VOMERO岩崎さん(卒業生)は、

グラインダーについているタンパーを使ってタンピング※2。しかし「練習通りにいかなかった」と悔しそうな表情を浮かべていました。

 

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大会の緊張感は相当のもの。中には、手がガクガクと震えてしまう人や、スチームミルクがカップから溢れ出てしまって急遽作り直すバリスタも……。

 

初出場のTOKYO MERCATO 羽鳥さん(卒業生)は「出場するからには上を目指したい」と意気込みます。

後ろ姿※1も凛としていて、繊細なリーフを描いたカプチーノができあがりました!

 

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そして、お待ちかね!いよいよ在校生・レコールバンタン高等部 大西さんの出番です!

「堂々と頑張ります。始めます」と落ち着いてスタート。

 

「いらっしゃいませ、こんにちは。まずはエスプレッソ4杯ご用意します」と、声を掛けながら手を動かしていきます。

 

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エスプレッソを4杯淹れたら、次はデザインカプチーノ!エスプレッソに、フォームドミルクを注ぎ、ハート柄のカプチーノを2杯、リーフ柄を2杯作り上げました。

しかし!惜しくも、タイムは2秒オーバーという結果に。

 

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競技を終えた大西さんにインタビューしました。

 

——— まずは、競技を終えた感想を教えてください

「緊張し過ぎました(笑)!バイト先のCAFE BEATOがマシーンを貸してくれたので、毎晩カプチーノは練習しました。でも、本番ではマシーンの種類が違って、初めて触るので難しかった。スチーム(蒸気で温めること)の秒数も違ったので、ミルクが熱々じゃなかったかもしれません……」

 

——— 出場して得られたことは?

「参加したバリスタの先輩たちはいい方ばかりで、仲間のようにフォローしてくれました。これからは、プロとしてどんなマシーンに触っても分かるようになりたいという目標もできました。すごくいい経験です」と、17才とは思えない落ち着きとやる気がにじみでていましたよ!

 

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すべての競技が終わり、いよいよ緊張の結果発表です!

準々決勝にコマを進めたのは……

 

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2位相島ゆいさん、3位松本卓巳さん、4位羽鳥裕二さん、5位本間祐季さん、と上位8名のうち4名がレコールバンタン卒業生という結果になりました!

 

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JBA技術研究委員長でもあり、レコールバンタンの講師も務めてくださっている篠崎講師は、

「お疲れ様でした。今回、全員のカプチーノをテイスティングしました。辛口で言わせていただくと、全体的にミルクの温度が不安定です。お客さまからのクレームにもつながりやすいので温度の確認を徹底してください」と激励。

 

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歴が浅い人にとっては、他のバリスタの技術を学ぶ良いチャンスに、またベテランにとっては、協会から評価を受ける絶好の機会となりました。

引き続き、決勝の様子もレポート致します!

 

※1  後ろ姿……単なる清潔感だけではなく、バリスタの立ち居振る舞いも多くの方に見られているという意識が求められます。

※2 タンピング……細かく挽いたコーヒー豆(コーヒーパウダー)を専用のフィルターに入れ、「タンパー」と呼ばれる道具を使って、コーヒーパウダーを上から押し固めて詰める作業のこと。

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