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2026.06.30東京大阪
イベント
東京と大阪でスタートした企業連携授業。学生たちの感性を生かしたアイデアの提供や人材育成はもちろん、実際の現場で調理やサービスを経験できる実践型プログラムです。大阪校では「インターコンチネンタルホテル大阪」との連携が実現し、今回は企業担当者による特別講義の様子をレポートします!

講師紹介
講師を務めたのは、同ホテル人事部の川戸綾子マネージャー。学生時代にホテルのビアガーデンでアルバイトを経験したことをきっかけに、料飲部へ就職。その後、人事部へ異動し現在に至ります。
「四季折々の料理やスイーツを楽しむことが大好きです。この授業に参加されている皆さんは、そういった美味しいものを提供する側に立つ方々。素晴らしいことだと思います」

IHGグループとインターコンチネンタルホテル大阪について
講義はグループ全体の紹介からスタート。IHGは世界各国に6,000以上のホテルを展開し、そのなかでもインターコンチネンタルは最上位の「ラグジュアリー」カテゴリーに位置するブランドです。記念日など特別なシーンでの利用者が多く、国内には60施設が存在。さらに22のホテルが新たに開業を予定しています。
大阪・梅田のグランフロントに位置する同ホテルは、JR大阪駅から徒歩圏内というアクセスの良さも特長のひとつ。川戸さんは「乗り換えが少なく、仕事帰りに買い物もできる。長く働き続けるうえで、通いやすい職場を選ぶことも大切な視点です」と語ります。

料飲部門の紹介
続いて、料飲部門の詳細が紹介されました。「ミシュランガイド京都・大阪2026」で10年連続1つ星を獲得したフレンチレストラン「PIERRE(ピエール)」をはじめ、ビュッフェ中心のレストランや大阪の景色を一望できるラウンジ&バーなど、多彩な食体験を提供する施設が揃っています。
ユニークなのは店名にも表れるセンスです。パティスリーの名称「STRESSED(ストレス)」は、ロゴを反対から読むと「DESSERTS(デザート)」になる——そんな遊び心のあるネーミングが、ホテルのブランドらしさを体現しています。
各レストランにはそれぞれ異なる特性があり、ミシュラン掲載レストランでは繊細な技術が、朝食やルームサービスも担うビュッフェレストランではマルチタスクをこなすスピード感が求められます。宴会調理では、披露宴のコース料理からアフタヌーンティー、エグゼクティブラウンジ用の食事まで、多様なシーンへの対応力が不可欠です。
ベーカリー&ペストリーチームについては、「ケーキ販売はもちろん、ホテル内の各部門へデザートを届けることから、他チームやシェフとの連携が欠かせません」と川戸さん。さらに、レシピは従業員同士のアイデアから生まれることも多く、「入社3年目の社員が考案したシュークリームレシピが採用され、SNSで話題になったこともある」というエピソードも紹介されました。若手の発案を積極的に取り入れる社風に、学生たちも興味深い表情を見せていました。

多様性を尊重する職場環境
同ホテルが大切にしているのは、さまざまな年代や国籍の社員同士が互いの考えを認め合い、尊重し合いながら働く文化です。
「キッチンがどれだけ丁寧に料理を仕上げても、サービスとの連携が取れていなければ、せっかくの一皿が冷めてしまうかもしれません。従業員全体が協力し、最高のものを届けるという意識を大切にしています」
現在は23カ国のスタッフが在籍しており、20代・30代の社員が全体の約7割を占めることから、学生と近い世代の先輩が多い職場でもあります。入社後の研修で同期との絆を深めたり、年2回のスタッフパーティーで交流を図ったりと、コミュニケーションを促進する取り組みも充実しています。
キャリア形成の可能性

国内外の姉妹ホテルでの勤務・研修制度も大きな魅力のひとつです。川戸さん自身も石垣島での研修経験を持ち、「さまざまな土地で実績を積んで戻ってくる社員は、自信と学びに満ちた表情をしています」と話します。
「入社後こそがキャリアのスタートです。将来どのような道を歩むかは、自分自身の意志と行動次第。私のように料飲部から人事部へと転身するなど、異なる職種を経験できるのもホテルの仕事ならではの面白さだと思います」
求める人物像と面接のポイント

同ホテルが求める人物像として川戸さんが挙げたのは、チャレンジ精神、コミュニケーション力、柔軟性、思いやり、明るさ、清潔感の6点。「一緒に働く仲間や上司としっかり対話し、ゲストへのおもてなしの心と、個々に合ったサービスを大切にできる方を求めています。日常のなかで家族や友人に対して思いやりある行動を心がけることが、自然とホスピタリティの礎になります」と語りました。
学生からの「ホテルで活躍する人の共通点は?」という質問に対しては、こう答えました。
「チャレンジ精神があることです。自分のやりたいことを明確に発信し、有言実行できる人は輝いています。やる気のある人に対しては、上司も積極的に関わりたいと思うものですから」
また、学生のうちに自分の好きなことや得意分野を磨きながら、苦手なことにもあえて挑戦してみる姿勢が大切だとも語り、学生たちにとって具体的なアドバイスとなりました。

おわりに
今回の講義では、ホテルビジネスの多様な側面と、インターコンチネンタルホテル大阪が大切にしている人と向き合う姿勢を存分に学ぶことができました。現地実習では焼き菓子の仕込みや魚の下処理、野菜・ソースの前処理も体験できるとのこと。「見学やインターンシップもお受けしていますので、ぜひ実際に訪れてホテルの雰囲気を感じてみてください」という川戸さんの言葉が、学生たちの背中を後押しするような講義となりました。






