ブランジェ(パン職人)になるには?仕事内容や必要な資格をご紹介!

職業詳細

ブランジェとして働きたい場合、どのように目指せばよいのでしょうか?

具体的な仕事内容をはじめ、ブランジェになるための方法や、年収の相場、求められるスキルなどをわかりやすくご紹介します。

 

 

ブランジェとは?

 

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ブランジェとは、フランス語で「パン職人」を意味する言葉です。

ブランジェには、パンの原料や製造方法などの知識や、

ブームやトレンドを察知するアンテナ、新商品の開発におけるセンスや企画力などが求められます。

 

もちろん、パンをキレイに、美味しく焼き上げる技術・経験・研究が必要なので、

一人前のブランジェと認められるまでに10年以上かかることもあるようです。

 

 

パン業界で活躍するブランジェの仕事内容

 

ブランジェの仕事は、パンを製造することです。

具体的には、生地を作り、成形をおこない、オーブンや窯で焼き上げます。

パンは、同じ材料や配合でも、季節や温度・湿度などの影響を受けやすいため、

安定的にパンを製造し続けるには十分な経験とスキルが必要です。

 

また、パン製造に欠かせない仕込み、材料の選定や発注、在庫管理、

調理場や調理器具の整理整頓・清掃などもブランジェの仕事になります。

さらに、顧客獲得のため、季節や流行に応じた新商品の考案、試作、製品化もブランジェが担う重要な役割です。

 

 

ブランジェが活躍できる現場や就職先は?

 

ブランジェの代表的な勤務先といえば、パン製造をおこなうベーカリーです。

ベーカリーには、全国展開する大型チェーン店や地域密着型の個人経営店、デパート内にあるインストアショップなど、

さまざまな規模や業務形態があります。

 

ベーカリー以外にも、ホテル・レストラン・カフェ、製パンメーカーの工場なども、ブランジェが活躍できる就職先です。

また、学校やベーカリーで製パンの技術を学んで、自ら開業するケースもあります。

 

 

ブランジェの将来性

 

日本国内では、コメに続く第2の主食といわれているパン。

近年では、一般家庭におけるパンの支出額が、コメの支出額を上回っているとのデータもあるようです。

 

パンは、日本人にとっておなじみの食べ物であり、ベーカリーの存在は欠かせないものとなっているため、

ブランジェは将来性を鑑みても安定的な職業と言えるでしょう。

 

 

ブランジェの年収

 

ブランジェの年収は、勤務先の規模や経営方針、キャリアなどによって異なります。

 

一般的なブランジェの場合、平均月給が24万円程度、平均年収は320万円程度と言われています。

ブランジェの見習いやキャリアが浅いパン職人の場合は、この相場を下回るようです。

 

ただし、キャリアを積んだ名高いブランジェや、自身の店を経営するブランジェであれば、

年収が相場を大きく上回ることもあります。

 

 

ブランジェになるには?プロになるまでの道のり

 

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ブランジェを目指す場合、現場で実践経験を積んでいく方法と、

製菓や調理の専門学校でスキルを身につける方法の2つがあります。

 

しかし、最初から現場で実績を積むよりも、専門学校でパン製造のイロハを学んでから就職という流れが一般的でしょう。

 

ブランジェに必要な製パン理論や衛生管理などの基礎知識、

パン製造の基礎技術などを、効率よく短期間で習得するためには、

専門学校で学ぶことが最適です。

 

 

ブランジェに必要な資格・試験と難易度

 

ブランシェに求められるものは、優れた製パン技術などであり、必要な資格や試験はありません。

 

 

ブランジェに求められるスキルとは?どんな人に向いている?

 

ブランジェという職業は、どのような人に向いているのでしょうか?

ここからは、ブランジェに求められるスキルや適正、その理由をご紹介します。

 

五感が鋭い

 

原材料の品質や生地の状態などを見極めるため、

ブランジェは、常に視覚・嗅覚・聴覚・味覚・触覚を働かせることが大切です。

また、パン製造には、季節や温度、湿度などにも神経を使うため、五感の鋭い人が向いていると考えられます。

 

体力

 

立ち仕事であり、重量のある原材料や生地、大量の製品などを運ぶブランジェになるためには、

体力が備わっていたほうがいいでしょう。

また、早朝からの長時間労働、温度の高い調理場での勤務になるため、

体調・健康管理をきちんとできる人がブランジェに向いていると言えます。

 

パンが好き

 

パン好きであることはブランジェを目指すうえで必須の要素です。

そのうえで、パン製造に関する研究や情報収集など、

パンに対する情熱や信念がある人は、ブランジェにふさわしいと考えられます。

 

また、好奇心旺盛で現状に満足せず、レシピの改良やメニュー開発などを行える人も、ブランジェに向いています。 

 

感性

 

美味しくて多くの人に愛されるパンを製造するためには、技術のほかにもセンスも求められます。

独創的な原材料選び、秀逸なデザイン、驚きの食感など、顧客を魅了する創意工夫を具現化できる表現力があれば、

一流のブランジェになるのも夢ではないでしょう。

 

 

ブランジェに関連する職業

 

ブランジェに関連する職業として、パティシエが挙げられます。

パン製造の職人であるブランジェに対し、パティシエは、洋菓子製造の職人です。

 

ホテル・レストラン・カフェ・結婚式場・洋菓子店などに勤務し、

主に、ケーキやスイーツなどの製造、仕込み、原材料の仕入れや管理、

メニュー開発、調理場や調理器具の整理・清掃・整頓などを担っています。

 

パティシエも、ブランジェと同じフランス語ですが、本来男性の職人を指す言葉であり、

女性の職人は、パティシエールが正式な呼称です。

パティシエを目指す場合も、現場で実績を積む方法と専門学校で基礎知識や技術を学ぶ方法があります。

 

 

ブランジェになるためにはパン製造の技術と知識が必要

 

顧客に愛されるような美味しいパンを作るためには、相応の技術や知識を習得しなければならず、

それまでに数年の経験を要します。

 

しかし、一人前のブランジェと認められることで、自分のお店を持つことも夢ではありません。

 

本格的にブランジェを目指すのであれば、専門学校で学ぶことをおすすめします。

ベーカリーで働きながらブランジェになるための必要な知識を身につけようと考える方もいるかもしれません。

 

しかし、働きながら身につくことはその店舗独自のオペレーションやレシピであることも多く、

他のベーカリーで必ずしも応用がきく知識というわけではありません。

 

その点、専門学校では座学や実習を通じて汎用的なスキルや体系的な知識を学ぶため、

就職後も長く使えるというメリットがあります。

 

また、同じ夢や目標を持った仲間たちと切磋琢磨しながら技術や知識を身につけられるため、

人間的な成長やかけがえのない人脈を得ることもできるでしょう。

 

 

ブランジェを目指すならこのコース

 

ブランジェを目指す場合、レコールバンタンの以下のコースをおすすめします。

どのようなブランジェを目標としているのか、

自分のなりたい将来像を考慮し、最適なコースを選ぶようにしましょう。

 

鎧塚俊彦氏監修カリキュラム グラン パティシエ学部

・パティシエ専攻【2年制 週5日受講】

・WSパティシエ専攻【2年制 週3日受講】

・パティシエ&ベーカリーコース【1年制 週3日受講】

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