スイーツプランナーに資格は必要?仕事内容や年収を解説

職業詳細

スイーツに関する仕事といえば、パティシエが代表的ですが、パティシエとともに今、注目されているのが「スイーツプランナー」です。

スイーツ好きの芸能人がスイーツをプロデュースして話題になるなど、スイーツにも新しいアイデアや新しいプロモーションが求められていますが、その最前線にいるのがスイーツプランナーです。

今回は、スイーツプランナーの仕事内容や、求められる能力、資格は必要か、年収はどれくらいなのかなど、幅広く解説します。

 

スイーツプランナーとは

「スイーツプランナー」は、専門的な知識と経験をもとに、新しいスイーツの企画・立案などを行う人をいいます。

パティシエとしてスイーツの技術や知識を習得したのちスイーツプランナーにキャリアチェンジする方や、もとは別の業界で働いていた方が、スイーツ好きが高じてスイーツプランナーになるケースもあります。スイーツプランナーが活躍している職場は、レストランやホテル、結婚式場、ホテルなど、多岐にわたります。

 

スイーツプランナーの仕事内容

スイーツプランナーとはどんな仕事なのでしょうか。職場ごとにその仕事内容は変わってきますが、ここでは一般的なスイーツプランナーの仕事内容について解説します。

 

企画・コーディネート

スイーツの製造、販売のための企画・コーディネートを行います。

例えば、食品メーカーで働いているスイーツプランナーは、新たなスイーツの企画開発やすでに売られているスイーツのリニューアルプランの考案、プロモーション方法の設計を行います。洋菓子屋店などで働くスイーツプランナーは季節ごとのイベントメニューやギフトセットなどを考えます。カフェやレストランでは新メニューの開発はもちろん、ときには新店舗のコンセプト作成なども行います。

 

マーケティングリサーチ

マーケティングリサーチとは、新しい商品やサービスを開発する際に、消費者への調査やインタビューなどを通して情報を収集し、分析することを言います。

例えば、新しいスイーツを開発するときには、「メインとして狙うターゲット層をどこに設定するか」「価格帯はどのあたりが適切か」「コンセプトはどうするか」など、様々な検討事項があります。スイーツプランナーは、これらの課題解決や意思決定に必要な情報を集め、分析していきます。

 

栄養価計算

スイーツプランナーは、スイーツに含まれる栄養価の計算なども行います。

栄養価計算とは、「日本食品標準成分表」に収載されている成分値に基づいて、その食品に含まれている栄養価を計算することをいいます。健康志向が強まるなか、スイーツにも栄養への配慮が大切になっています。

 

講師

食品メーカーやレストランなどに所属せず、個人として仕事をしているスイーツプランナーも少なくありません。

フリーのスイーツプランナーは、仕事を通じて得た幅広い人脈とスイーツに関する豊富な知識を活かして、スイーツにまつわるセミナーやスイーツ作り教室などを開催し、多くの人にスイーツの美味しさ、楽しさを教えています。

 

スイーツプランナーになるには資格は必要?

スイーツプランナーになるために、資格は必要ありません。

資格よりも、経験や実績を積むことが何より重要です。資格の取得を検討する前に、まずは現場経験や実績を積むことを最優先で考えましょう。

経験や実績を積み重ねたのち、自分の技術や実力がどの程度のものなのかをチェックするために、これから紹介する資格にチャレンジしてみるのもいいでしょう。

しかし、資格取得のために時間を割くよりも、経験や実績を積んで自らのスキルアップに励むほうがスイーツプランナーになるための近道であることは覚えておいてください。

スイーツプランナーに関連する資格として挙げられる1つ目は、スイーツの安全に関する国家資格「製菓衛生師」です。栄養学や公衆衛生学、食品添加物といった知識を勉強します。

2つ目は、お菓子職人としての技術や知識を問う「菓子製造技能士」です。国家資格である技能検定の一種で、菓子製造に関する実技および学科試験を受けて、合格した人だけが名乗ることができます。

 

 

スイーツプランナーに求められる能力

 

想像力、発想力

新たなスイーツの開発や、既存製品のリニューアル、新店舗のコンセプトを考えるなど、スイーツプランナーは新しいことを考え、提案することが多い仕事です。

そのためには、今、消費者は何を求めていているのかを想像し、クライアントの課題を解決できる方法を発案できる力が必要になります。様々な条件、既存の商品、素材など、無数の組み合わせから新しいものを生み出す想像力・発想力が必要です。

 

分析力・洞察力

想像力・発想力のベースとして必要になるのが分析力・洞察力です。

例えば、話題の新しいスイーツの人気の理由や、なにかのきっかけで人気が出た商品には、どのような背景があったのか、など、消費者のニーズ、時代背景などを自分なりの視点で見極めていく分析力・洞察力がスイーツプランナーには求められます。

 

コミュニケーション能力

どんなに素晴らしいアイデアを発案しても、それを会社の仲間やクライアントに伝えることができなければ意味はありません。

アイデアを具体的に、わかりやすく伝えられるコミュニケーション能力はスイーツプランナーにとって欠かせません。

 

人脈構築力

仕事をするうえで人脈はとても重要です。コミュニケーション能力と似ていますが、仕事に必要な人脈を構築していく力はスイーツプランナーには必要です。

たとえ今は直接、仕事に関係のない人脈でも、将来思いがけない形で仕事に結びつくこともあります。人脈を構築し、維持していく能力は、特にフリーのスイーツプランナーとして仕事をする場合は、重要になります。

 

スイーツプランナーの収入とは

スイーツプランナーの初任給

スイーツプランナーの初任給は、職場によって大きく変わってきますが、おおよそ15万円〜18万円ほどと言われています。

厚生労働省が発表している基本統計調査によると、初任給の平均は20万円弱なので、他の仕事に比べると決して高いとはいえません。しかし、ヒット商品の制作にかかわったり、ユニークなプロモーションを手がけて実力をつけていけば、収入はアップしていきます。

 

スイーツプランナーの年収

スイーツプランナーの平均年収は300万円〜400万円ほどといわれています。

しかし、その幅はとても広く、200万円を下回っている人もいれば、1000万円を超える収入を得ているスイーツプランナーもいます。

一人前になるまでの下積み時代は年収が低く、実績をつんで独立開業をして成功すると、大きな収入を得ることもできます。

 

スイーツプランナーを目指すなら専門学校がおすすめ

今、スイーツプランナーとして活躍している人の多くが、専門学校でスイーツに関する様々な知識や技術を身につけて仕事をはじめています。

専門学校出身者は即戦力として期待できるので、就職するうえでも有利になります。専門学校なら、講師も第一線で活躍しているスイーツプランナーやパティシエが中心で、スイーツに関する知識やスキルをイチから、幅広く身につけることができます。さらに、同じ夢や目標をもった仲間と切磋琢磨し、励まし合いながら学ぶことができます。

 

スイーツプランナーを目指すならこのコース

製菓、カフェ、調理の専門学校「レコールバンタン」は、夢を実現するための教育カリキュラムが揃っています。

講師は全員が現役のプロパティシエ。最新の現場を知るプロから実際に活用できるスキルを学ぶことができます。他では経験できないような授業も充実しています。あなたに合ったコースがきっと見つかります。

 

 

・グラン パティシエ学部【2.5年制】

 https://www.lecole.jp/faculty/grandpatissier/course/course1.php

・パティシエ専攻【2年制 週5日受講】

 https://www.lecole.jp/faculty/patissier/course/course2.php

・WSパティシエ専攻【2年制 週3日受講】

 https://www.lecole.jp/faculty/patissier/course/course3.php

・パティシエ&ベーカリーコース【1年制 週3日受講】

 https://www.lecole.jp/faculty/patissier/course/course4.php

 

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