- 製菓・カフェ・調理専門の学校【レコールバンタン】/
- トピックス/
- 学校ブログ/
- 初代バリスタチャンピオンに輝くのは誰!?レコールバン ...
2018.12.03東京
コンテスト
!!NEWS!!
レコールバンタン東京校初となる、『BARISTA CHAMPIONSHIP(バリスタチャンピオンシップ)』が開催されました。
今回のイベントは、学生が中心となって進めてきたイベントです。厳しい学内予選を経て、4名の選手が東京校決勝へ出場します。
▼予選の様子はコチラから
https://www.lecole.jp/topics/blog/detail/3495.php
気になる決勝の競技内容はコチラ!
<競技内容>
ドリップ(2回抽出)2杯
サイフォン(1回)1杯
エスプレッソ(1回)2杯
カプチーノ(1回)2杯の順で、審査員に提供。
審査員は、日本バリスタ協会(JBA)で技術研究委員長でインストラクターも務める篠崎講師とバリスタの佐藤講師。
篠崎講師 「学生には、事前にドリップコーヒーのレシピを提出してもらっています。自分がイメージした味を再現できているかもチェックします」
<第一競技>
第一競技は、飛田さんと篠原さんの競技。制限時間は20分です。
篠原さんはお湯の温度をチェックし、ドリップの抽出からスタート。
飛田さんも、落ち着いて作業を進めていきます。
ドリップの次はサイフォンです。
8分を過ぎたところで、篠原さんがエスプレッソを抽出し終わりました。
続いてはカプチーノ。
1杯目は、「フリーポア」と呼ばれるミルクピッチャーを揺らしながら描くデザインを。
2杯目は、「デザインカプチーノ」でピックを使ってイラストを描いていきます。
12分30秒、ほぼ同タイムでふたりはすべてのコーヒーを淹れ終えました!
「いつも使っているマシーンと違ったので、感覚をつかむまでに時間がかかってしまいました。周りを見る余裕がなく、笑顔が少なかったかも」と、飛田さん。
片付けをしながら、篠原さんも「いつも篠崎講師に『すべての作業の先には、お客さまがいると考えて』と言われていたので意識しました。自分のためだけでなく、色んな人に飲んでほしいなという想いを込めました」と語ってくれました。
<第ニ競技>
続いては、鈴木さんと藤田さんの競技。
まずは、ドリップコーヒーから。ペーパーをセットして、コーヒー豆を淹れます。
藤田さんがサイフォンに集中している一方で、鈴木さんはエスプレッソに取りかかりました。
ムダのない動きで、カプチーノを淹れてラテアートをしていきます。
笑顔で「終わります」と、ひと足早くすべての工程を終えた鈴木さん。
鈴木さん 「普段の授業とはちがった緊張感があって、とても楽しかったです!」
藤田さんも 「サイフォンだけとか、カプチーノだけといった単体での大会はありますが、流れで色々なメニューを作る大会はとても珍しい。経験できてよかったです。いかに効率的に作れるかを考えるだけでなく、落ち着いて振る舞う大切も学びました」と、振り返ります。
イベントには、4人が考えたドリップコーヒーの試飲コーナーも登場。
見学にきていた後輩たちも「低めの温度で淹れると、甘みが際立つね」「こっちは酸味がある!」と、真剣に飲み比べていましたよ。
そして!迎えた最終戦。
決勝に駒を進めたのは……篠原さんと鈴木さん!
鈴木さん 「一戦目のデザインカプチーノはウサギでしたが、今回は羊でいきます」と宣言。
20分の試合開始です!
ふたりとも慣れた手つきで、テキパキと淹れていきます。
篠原さんが目指したドリップコーヒーは『甘さのある優しい味わい』。
対して鈴木さんは『甘みと、ほのかな酸味を感じるコーヒー』。
同じ工程に見えますが、湯音や抽出時間、蒸らし時間にいたるまで細かく決めているため、味わいはまったく異なります。堂々と仕事を進めるふたり。
どちらも、一歩も譲りません!
こうして、心地よい緊張感に包まれながら、すべての競技が終了しました。
審査を終えた講師陣からは・・・
佐藤講師 「授業で練習しているので、エスプレッソとカプチーノは安定した味。ただ、サイフォンとドリップは味がぼやけているものも。飲む人のターゲットを明確にして、今後も味作りに励んでほしいですね」
篠崎講師 「本物のバリスタというのは、その日のお客さまとの対話からコーヒーの味を決めていく仕事。また、安定したものをスピーディに出せることも大切です。現場に近いことを経験してもらったので、大変なこともあったかと思いますが、色んな味を作れていたと思います。ぜひこの経験を活かして」と締めくくりました。
そして……気になる初代チャンピオンの発表の瞬間。
佐藤講師が、ふたりの手を握り、勝者を伝えます。初代チャンピオンは……!!
篠原さんに決定!!
篠原さん 「レシピを考えるときに、どんな味を目指しているのか分からなくなるときもありました。正解が分からなくて困っていたときに、同級生たちは的確な意見をくれました。みんなもエントリーしていてライバルのはずなのに、ギスギスすることもなく助けてくれました。みんながサポートしてくれたおかげです」
と、涙ぐみながらも、チャンピオンらしさを感じさせるコメント!おめでとうございます☆☆
しかし、これで終わりではありません。
優勝者の篠原さんは、レコールバンタン大阪校のバリスタチャンピオンとの頂上戦にのぞみます!
次回は更に難易度が上がり、競技に『豆の焙煎』と『カフェラテ』が加わります。
東京校の大きな期待を背負って、ぜひおいしいコーヒーを淹れてくださいね!
スタッフ一同、応援しています!!