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- <開業チャレンジ>渋谷PARCO 10Fに在校生が出 ...
2023.08.16東京
イベント授業/特別講師/講演会デビュープロジェクト
レコールバンタンでは、在学中からプロフェッショナルとして業界デビューするチャンスが豊富です
今回は、23年8月19日(土)、1日限定で実施された「ヤングシェフグルメフェス-未来のシェフ達による食の祭典-」
(@youngchefgourmetfestival)
場所は……渋谷PARCO 10F「ComMunE(コミューン)」という最高の立地です
出店するのは、在校生が運営する全8ブランド!
1.米来(@bake_kome)
2.apartfrom_____(@apartfrom_____)
3.Rosa de Inca(@rosa_de_inca)
4. TWINKLE SWEETLY(@_twinkle__sweetly)
5. tutu_fuku(@tutu_fuku_)
6. come(@come_shi4on)
7. どさんこごりら(@dosanko_gorilla)
8. わたしだってカレーが食べたい(@watashidatte_curry_ga_tabetai)
米来・尾崎さんは「昨年末から準備してきて、やっとお店の形になりました!」と嬉しそう
――― 準備で大変だったことは?
米来・尾崎さん「後輩に、仕込みを手伝ってもらいました。焼菓子を作る際に、醤油を使う工程で、
誤って麺つゆを使ってしまったメンバーがいて、作り直すハプニングも。手伝ってくれる人に対して、
どうしたら『正確な指示を出せるか』が難しいと思いました」と振り返ります
ちなみに、イベントの目標は?
米来・尾崎さん「完売を目指しています!InstaのDMでご予約してくださる人もいるので、
達成できると思います」と抱負を語ります
オープン前の点呼では……「皆さん、今日のために頑張ってきました。ぜひ、売り切りましょう!」と、スタッフ山代さん
「開業チャンレジ」のスタートから指導してきた、フードコンサルタント末廣講師は「美味しい・楽しいの大前提は安全です
改めて、衛生面を徹底してください。やりたいこと、したいことを形にしている皆さんは、Top of Topです!
選ばれてココに立っていることを、忘れないで!」とエールを送りました
事実、イベント当日を迎えるまでには長い道のりがありました。
まず、一次審査として「事業計画書」を提出。多数の応募の中から、8ブランドが選抜されました!
計4回の授業では、試作を重ねてフード&ドリンクをブラッシュアップ
さらに、各メンバーは、原価、人件費、賃料、電気代、ガス代、水道代、電話・ネット代、広告費、雑費などを細かく算出し、
「損益計算書」を記載。一定の利益を出すことを目的としています
また、各ブランドのロゴにもご注目ください!
ロゴ&ポスターのデザインは、姉妹校「バンタンデザイン研究所 グラフィックデザインコース」メンバーに、
発注して作成してもらっているんですよ!
予定通り、11:30にオープンし、お客さまが続々といらっしゃいました!
一気に慌ただしくなる会場。なかには、パネルやメニューを持って、商品をアピールするメンバーもいました!
フルーツ大福専門店「tutu_fuku」をプロデュースするのは、高等部・松本さん!
「緊張しすぎています!ギリギリまで仕込んでいたので提供が少し遅くなってしまいましたが、
製品として形にすることができました。あとは、無事に売り切りたいです!」
お隣は、高等部・池田さんが手掛ける米粉シフォンケーキ専門店「come」。
お客さまに「祖母の地元である秋田県の米粉と、珍しい『てんこ小豆』を使った『まぼろし小豆の米シフォン』を販売しています。いかがですか?」と
積極的にコミュニケーションを取ります。全3種類が揃い、税込300円から350円と手に取りやすい価格に設定しています
池田さん「入学を検討している方と保護者様や、初めましての方も購入してくださいました!
今日一日、この調子で乗り切れそうです!」と、コメント
こちらは、ペルーでメジャーなスイーツ“アルファホール”専門店「Rosa de Inca」
そもそも、アルファホールとは?
柔らかいクッキー生地でキャラメルをはさみ、周りにココナッツパウダーをまぶした焼菓子のこと
全5種類、1個税込240円~税込280円に設定しました!
上地さん「こんなに混むなんて!ビックリです。仕込みはバタバタでしたが、初めての経験なので楽しみたいです
私自身が、日系ペルー人ということもあり『アルファホール』の認知を広められたら嬉しいです!」と意気込みます
こちらは、ホットスナック店「どさんこゴリラ」(@dosanko_gorilla)
「ヒグマちゃんと鮭のちゃんちゃんコロッケパン」(税込750円)、
「北海道インカのめざめのめんこいひとくちあげいも」(税込450円)、
「ガリガリゴリラザンギ」(税込650円)など、北海道にゆかりのある食材にこだわっています!
「お客さまが喜んでいるのを見られるのが嬉しいし、このガヤガヤした雰囲気が好きです!」と渡辺さん(写真右)
渡辺さん「これまでにも、校舎で販売実習をしてきましたが、全然違います。
今回は、SNSの発信でもレコールバンタン生ということをあえて出さず、『Young Chef』として皆がこの場に立っています!
正直なところ、最初はあまりやる気がありませんでしたが(笑)
相方の水津さんが誘ってくれて、ここまでこれたことを誇りに思います」と、堂々とコメント!
一般のお客さま、在校生や卒業生など幅広いゲストがお越しくださり、グルメを楽しまれていました!
今回、プロジェクトを指導してくださったのが、ジェラートショップ『Ricciod'oro』(リッチョドーロ)オーナー/フードコンサルタント末廣講師。
――― 評価できる点と今後の改善点を教えてください。
末廣講師「限られた時間内で、商品の精度を高め、クオリティの高いフード・ドリンクを販売できています。
これは、一重に日々の授業で培ってきた技術があるからこそ。一般のお客さまもいらっしゃり、賑わいもありますね!
一方でツッコミとしては、自分のブースに精一杯で、イベント全体としての導線を考えられていたかな?と感じます。
特に、奥のブースはコの字型に配置されていますが、この並びはお客さまが滞留してしまい、どのお店に並んでいる列なのか?分かりにくくなりやすいです」と、指摘します。
「開業プロジェクトを通して、『売れるもの』、『自分の好き・自分がやる意味』、『トレンド』が上手く掛け合わさってこそ、ビジネスとして成立します。
そして、情熱を持って続けられる、ということが分かるだろうと思います。
また、イベント終了後は授業の一貫として、『Reflection』という振り返りの時間を設けています。
出店メンバー自身で、改善点を見つけてもらい今後に繋げてくれることを期待しています!」とメッセージ。
イベントを終えたメンバーに、早速振り返りをしてもらいました!
「わたしだってカレーが食べたい(@watashidatte_curry_ga_tabetai)」浅野さんは、「たくさんの学びがありました!
まず、私自身の“おいしい”は、みんなの“おいしい”で、そのギャップがないことが分かりました。
次に、当日は猛暑日だったこともあり、予想以上にスムージーの需要が多かったこと。
そして、メニュー写真から、期待だけでなく、誤解もうまれてしまうこと。
改善点としては、お盆期間で食材の一部が届かないことがありました。
もう少し余裕をもったスケジューリングをすべきでしたね。
次回以降は、仕込の際の食材ロスを減らし、店舗装飾にも力を入れていきたいです!」と、今後を見据えていました。
「開業チャレンジ」で得られた実践的なノウハウが、これからのキャリアの基礎となり、プロフェッショナルとしての自信にもなるはず!
選ばれし若きシェフたちの“これから”にも、ご期待ください!
@youngchefgourmetfestival