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2014.03.19東京
イベントカフェ実践デビュープログラム
レコールバンタンでは、卒業制作として各専攻が4日間の日替わりでカフェ運営を行いました
場所は、普段は夜にバーを開いている東京・中目黒の「sunnyside café」。
春になると桜が楽しめる目黒川にほど近い、ちょっと隠れ家的なお店です
初日は、カフェ&バリスタ速成科とカフェプロデューサー速成科。
このチームのコンセプトは
「エスプレッソを使ったメニューのある、森のなかにいるようなくつろぎのカフェ」。
店名も、「Espresso(エスプレッソ)」と「Forest(森)」を組み合わせた『Foresso(フォレッソ)』と名づけました
看板やメニュー、店内の内装まですべて手作り
オーナーさんは、
「全部学生がやってくれて、こちらは本当に場所を貸しただけという感じでした。完成度は高いし、店の運営もたいしたものですね」
と感心されていました。
ありがとうございます!
さて気になるメニューはランチのセットメニューが3種類。
ケーキが4種類にオリジナルカフェメニューが3種類にその他のドリンクが8種類。
品数豊富で迷ってしまいそうです
オリジナルカフェの一つ、『森の雪球』は、木の香りを感じる茶葉を、学生たちが煎じて作ったほうじ茶ラテがベース。
きなこ、黒みつ、黒ゴマも使用した和テイストのドリンクです
串刺しのしらたまが付いているのが斬新です
今回、バリスタを務めた一色裕輝さんは、将来、自分でカフェを開くのが夢とのこと。
バンタンでは、毎週エスプレッソマシンで練習できたのが良かったといいます。
「先生が特にこだわっていたのは"味の安定"。見た目の前に、やはり美味しくないとダメですから。豆の特性や、そのときの気候に合わせて、どのぐらいの粗さで挽くのか調節するのが大切でした」
と、学びの成果を語ります
そうこうするうちに店内は満席に
7人という大人数のご予約待ちまで入りました。
学生たちは在庫を取りに校舎まで走ったり、お待ちのお客様に対応しつつ、席を準備したりと大忙しです
一見、順調に運営されているように見えますが、実は準備ではいろいろな苦労が。
副リーダーを務めた三澤零さんによると差し替えになったメニューもあるとか
「エスプレッソをすべてのメニューに使っているのですが、それをどこに使うか、決めるのが大変でした。こんなふうにクラスみんなが同じテーマでメニューを作るのは初めてのこと。貴重な経験でした」
と語ります。
リーダーの岩村大治郎さんは、クラスをまとめるのが大変だったと話してくれました。
「特にオリジナルドリンクは、みんなが創りたいものでした。それぞれに個性があったのですが、絞って、絞ってこの数になりました。意見を尊重しきれなかったところもあるので、そこが心残りですね」
卒業制作のカフェ運営を見守っていた白田岳雄講師は
「自分たちでゼロから始めて、それぞれの意見や考えを足したり、引いたりしながら一つの店を完成させた、その部分を評価してあげたい。将来は、フードをただ作るのではなく、フードで表現し、コミュニケーションをとれるようになってほしい」
と温かいコメント。
また、お客としても来店してくれた代官山の『レストラン ル・ジャポン』のシェフ中田耕一郎講師は
「すごいな!やるな!と思いました。自分が学生たちと同じぐらいの歳のころ、ここまではできなかった。つまり将来は私以上に活躍できるということ。大いに期待したいと思います」
と将来にエールを送ってくれました
この卒業制作を機に、レコールバンタンから巣立っていく学生たち。
その活躍を、私たちは心から信じて応援しています
■協力/「sunnyside café」