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- ZABUTONの小住シェフがモンブラン作りを実演! ...
2022.11.20東京
イベント授業/特別講師/講演会
秋が深まる日曜日、レコールバンタンにて、来年入学予定の方を対象としたプレスクールが開催されました
毎月異なるテーマで開催されているプレスクール、11月はみんなが大好きなモンブラン実習です
あの「ZABUTON」の小住シェフによるデモンストレーション
この日集まったのは、来年度、パティシエ学部やグランパティシエ学部、カフェ学部、グランシェフ学部への入学を希望している方々。
高校生から20代と幅広い年齢層の皆さんが、髪をまとめエプロンを身につけて実習室に集合します
この日、先生を務めるのはマサヒコ オズミ パリ(Masahiko Ozumi Paris)の小住匡彦さん
抽選を受けて当選した人だけが購入できる「ZABUTON」というクッション型のモンブランを作る、世界的に名の知れたシェフです
名シェフが語る修業時代のエピソードに耳を傾ける
大学卒業後フランスに渡り、言葉も話せない中でお菓子作りを学んだ経験や、
どのように恩師となるシェフと出会い、どのような修行をしたのかという貴重なエピソードに、
参加者は興味深く聞き入ります
小住シェフの経験やお菓子作りに対する思いを聞いて
「早く自分もお菓子作りを学びたい」「自分の手でお菓子を作りたい」と胸を高鳴らせた人も多いのでは
疑問があるなら聞いてみよう! 実演中のシェフへ上がる質問
今回のプレスクールでは、モンブラン作りの最終工程となるデコレーションの部分だけを各人が実際にやってみるという流れですが、
そこに至るまでのタルト部分やムース、マロンクリームなどを作る工程を一通り小住シェフが実演
小住シェフの作業台を囲む生徒たちに、シェフが一つずつ説明をしながら材料を混ぜ、
モンブランの生地やクリームを作る様子を披露します
モンブラン作りで注意すべき点を伝えながらも、
作業の合間に軽快なお喋りを交えて場を和ませる小住シェフに、最初は緊張気味だった参加者も次第にリラックス
「バターを混ぜるときに心がけることはありますか」と一人の参加者が質問すると「おいしくなれということしか考えていません」と
冗談交じりに返答して皆をクスリと笑わせた後、改めて注意すべき点を伝えてくれました
それを皮切りに、「シュクレって何ですか?」「塩は何を使っていますか?」「マロンクリームとマロンペーストの違いは?」と、
プレスクールの参加者やサポート役として参加しているレコールバンタンの生徒たちから、次々に質問が上がります
シェフの言葉にうなずきながらメモを取りつつ、全員が熱心に作業を見守りました
「舌は自分でしか鍛えられない」
作業中、シェフは「料理人を目指すならやらない方がいいこと」や「やっておくべきこと」も教えてくれました
「舌は自分でしか鍛えられない。いろいろなものを食べて自分の舌を鍛えてください」というメッセージを会場にいる皆に送った小住シェフ!
フランスに渡ってからは手にしたお金は全部お菓子に使い、フランス人の舌になるために食事もフレンチしか食べなかったと語ります
一生に一度の、忘れられないモンブラン
プレスクールの後半は、「あらかじめ用意されたシュクレにコンフィールを塗り、
ムースを乗せてデコレーション」をするという実習がスタート
「難しい」「変になっちゃった。この後どうしよう!」なんて困った声を上げつつも、
なんとか全員モンブランのデコレーションを仕上げ、十人十色のモンブランが完成しました
最後はみんなでモンブランを試食
一緒に作業して打ち解けた仲間と楽しそうにお喋りをしながら、モンブランを頬張ります
きっと、一生に一度の、忘れられないモンブランになったはず
来年レコールバンタンに入学した彼らが、どんなお菓子を作るようになるのか。今からとても楽しみです